
2006年02月10日
日常に見たマーケティング
日常に見たマーケティング

一昨日、一人だけ遅い夕飯。炊飯器からご飯をよそおうとすると、いつもよりご飯が少ない。
妻に「今日のご飯少ないね」と言うと
「今日はおにぎりにしたから」
「子供はごはんよりおにぎりのほうがよく食べるのよね」
そうかご飯茶碗にいれるよりおにぎりの方が消費量が多い。同じものでも形を変えると消費も変わる。
フムフム、なんかマーケティングの本にそんな感じのことが書いてあったような気がするなぁ。
ご飯を食べながら、テレビを点けると、好きなお笑いテレビ番組「はねるのトビら」をやっている。今回の企画は男性メンバーが全員女装して、バレンタインチョコを有名男性タレントに渡し、誰のチョコを選ぶかを競うゲーム形式。サバイバルゲームで何人もの男性タレントを回り、選ばれなかった人は罰ゲームが待っているというもの。最初から見ていないので分からないところもあるが、とりあえず見た目がそれなりに綺麗な人から勝ち抜けした模様。だんだんと不細工系の中での勝負でとなるのだが、はっきり言って「どっちもイヤ」。そん中ほんの微妙な女性らしい立ち振る舞いが勝負を決める。チョコの箱のちょっとした持ち方。立ち方、一所懸命さ。要は「女性になりきること」「本気で貰ってほしいと思うこと」のようである。最終的に負け残ったのはインパルス板倉。「イタッチーが行く!」でよく女装しておりなれているはずなのに。敗因は慣れ驕りとなるのだろう。 「なりきりと願い」は消費を生む。フムフム、なんかこちらもそれらしいなぁ。
「はねるのトビら」のあとは、「トリビアの泉」。「トリビアの種」のコーナーにおいて、「バレンタイン当日に女子からチョコを貰う確率を高める方法は????」なるトリビアの種。まずは、検証実験。男性にその方法を街頭インタビューをして女性100人に有効性があるかをボタンを押して投票してもらう。①存在をアピール→4票/100名(意見:押し売りはダメ) ②張り切る→5票(哀れ、そこまでして欲しいのか) ③いつもより格好をキメル→7票(その日だけなんてキモイ) ④知らないふり、クールに決める→3票(不自然) と、男性側の戦略はまったくダメ。 では、女性はどうしてたらよりチョコを渡しやすいのか? ・軽く目を合せる ・欲しいを軽くアピール ・一人になる ・渡せる機会を増やす などの意見が出た。 そこからいつものように心理学者が登場。女性からの意見及び心理学的な見地から答えを検討する。 その結果。
↓
放課後、まだ帰っていないことをアピールしつつカバンのファスナーを開けておき、席を外す。
今回の課題はどうしたらチョコを貰えるかではなく、当日、あげたいと思っている女子から確実にチョコをもらうための方法。であるから、いかにハードルを下げるかが課題。女子としても直接あげて断られたくはないという心理を考えての結論。
フムフム、買おうとしているお客さんに押し売りしてはダメ。自然な感じで軽くアピールし、お客さんから買いたいというメッセージをまつべし。
○ 商品は形が変わると消費も変わる
○ 消費者は似たような商品の中からは、なりきりと願いの強いほうを選ぶ
○ 見込み客に押し売りは禁物。買いやすい方法を考えるべし。
意識してみると、いろいろと感じるものですね。
日常の中にマーケティングを見ました。
ところで、「トリビアの泉」の内容をメモしていたら、子供が「なに?お父さん誰かからチョコ貰おうとして作戦立ててるえわけ~」「キモー」などの非難の声。そんな声にもめげず、メモしたネタでございました。
なお、最後に残ったおにぎり。おなかいっぱいなのに、結局僕が食べてしまいました。目の前にあって消費しやすい商品は、そんなつもりもないのに買ってしまう。まるでコンビニでの「ちょい買い」のようだ。フムフム。
おしまい。

一昨日、一人だけ遅い夕飯。炊飯器からご飯をよそおうとすると、いつもよりご飯が少ない。
妻に「今日のご飯少ないね」と言うと
「今日はおにぎりにしたから」
「子供はごはんよりおにぎりのほうがよく食べるのよね」
そうかご飯茶碗にいれるよりおにぎりの方が消費量が多い。同じものでも形を変えると消費も変わる。
フムフム、なんかマーケティングの本にそんな感じのことが書いてあったような気がするなぁ。
ご飯を食べながら、テレビを点けると、好きなお笑いテレビ番組「はねるのトビら」をやっている。今回の企画は男性メンバーが全員女装して、バレンタインチョコを有名男性タレントに渡し、誰のチョコを選ぶかを競うゲーム形式。サバイバルゲームで何人もの男性タレントを回り、選ばれなかった人は罰ゲームが待っているというもの。最初から見ていないので分からないところもあるが、とりあえず見た目がそれなりに綺麗な人から勝ち抜けした模様。だんだんと不細工系の中での勝負でとなるのだが、はっきり言って「どっちもイヤ」。そん中ほんの微妙な女性らしい立ち振る舞いが勝負を決める。チョコの箱のちょっとした持ち方。立ち方、一所懸命さ。要は「女性になりきること」「本気で貰ってほしいと思うこと」のようである。最終的に負け残ったのはインパルス板倉。「イタッチーが行く!」でよく女装しておりなれているはずなのに。敗因は慣れ驕りとなるのだろう。 「なりきりと願い」は消費を生む。フムフム、なんかこちらもそれらしいなぁ。
「はねるのトビら」のあとは、「トリビアの泉」。「トリビアの種」のコーナーにおいて、「バレンタイン当日に女子からチョコを貰う確率を高める方法は????」なるトリビアの種。まずは、検証実験。男性にその方法を街頭インタビューをして女性100人に有効性があるかをボタンを押して投票してもらう。①存在をアピール→4票/100名(意見:押し売りはダメ) ②張り切る→5票(哀れ、そこまでして欲しいのか) ③いつもより格好をキメル→7票(その日だけなんてキモイ) ④知らないふり、クールに決める→3票(不自然) と、男性側の戦略はまったくダメ。 では、女性はどうしてたらよりチョコを渡しやすいのか? ・軽く目を合せる ・欲しいを軽くアピール ・一人になる ・渡せる機会を増やす などの意見が出た。 そこからいつものように心理学者が登場。女性からの意見及び心理学的な見地から答えを検討する。 その結果。
↓
放課後、まだ帰っていないことをアピールしつつカバンのファスナーを開けておき、席を外す。
今回の課題はどうしたらチョコを貰えるかではなく、当日、あげたいと思っている女子から確実にチョコをもらうための方法。であるから、いかにハードルを下げるかが課題。女子としても直接あげて断られたくはないという心理を考えての結論。
フムフム、買おうとしているお客さんに押し売りしてはダメ。自然な感じで軽くアピールし、お客さんから買いたいというメッセージをまつべし。
○ 商品は形が変わると消費も変わる
○ 消費者は似たような商品の中からは、なりきりと願いの強いほうを選ぶ
○ 見込み客に押し売りは禁物。買いやすい方法を考えるべし。
意識してみると、いろいろと感じるものですね。
日常の中にマーケティングを見ました。
ところで、「トリビアの泉」の内容をメモしていたら、子供が「なに?お父さん誰かからチョコ貰おうとして作戦立ててるえわけ~」「キモー」などの非難の声。そんな声にもめげず、メモしたネタでございました。
なお、最後に残ったおにぎり。おなかいっぱいなのに、結局僕が食べてしまいました。目の前にあって消費しやすい商品は、そんなつもりもないのに買ってしまう。まるでコンビニでの「ちょい買い」のようだ。フムフム。
おしまい。
Posted by 茶花スタッフ at 10:03│Comments(2)
この記事へのコメント
なるほど〜!
視点をかえるだけでおもしろいことが浮き上がってきますね。
アンテナの張り具合がさすがです!
勉強になります。
Posted by Irei at 2006年02月10日 11:08
Ireiさん。
お褒めに預かり光栄です。
ちなみに、本日は「二日酔い」又は「まだ酔い」により、
アンテナの反応が遅いです。
それでも、なんだか発信機はハイです。
Posted by 安和 at 2006年02月11日 11:07