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2007年09月15日

ニューヨーク美術案内


ニューヨーク美術案内  著)千住博 野地秩嘉

◇「面白いものを見つけてやろう」という気持ちで美術館に入っていきましょう。美術館とは勉強するところではなく、発見の場なのです。
◇絵は作者自身を物語るものです。絵の何処かに必ず作者が残した手がかりがあります。そこから入って、画面を読む。
◇モネが描いたのは確かに「印象」です。身の周りの風景を五感で感じるように、温度や手触りも含めて画面に残そうとしました。
◇人から教えてもらうことなど何一つ残りません。すべて自分で身につけていくことだけが心に残る。それが美術の世界です。
◇すごく疲れているとき、重苦しい気分になったとき、そんな時にルノアールの甘い温かい絵を眺めると、ほっとします。
◇画家になったつもりで見る:自分が作者ならどこから描きはじめるかなど。
◇困ったら耳を見る。
◇絵に新しい魅力を発見できた瞬間は実に嬉しいものです。その絵は一枚の人間の歴史でもあるわけです。
◇「絵を読み解く」姿勢が大切です。距離をとって、じっくりと観察しないと作者の意図がわかりにくい。
◇アートには町を作る力がある。
◇すぐには絵を見ずに、館内を一巡して身体を美術館の空気に慣らしてから、絵にとりかかる。
◇芸術とはコミニケーションのことだ。美を鍵穴にしてイマジネーションのコミニケーションが美術というものだ。つまり見る人がいて初めて成立するのが芸術の大前提だから。

ニューヨーク美術案内



Posted by 茶花スタッフ at 19:00│Comments(2)
この記事へのコメント

へ~~いいな~この本。
20数年前に、ニューヨークに行ってメトロポリタンとMoMAに行きました。
シャガールの絵をはじめて見て(それまで存在さえもしらなかった)、とってもパワーをもらいました。
あと、メトロポリタンでのアメリカ人親子の会話とMoMAで絵に近づきすぎて警報ブザーがなったこと。

Have a nice 美術館!
Posted by 和家若造 at 2007年09月15日 19:57

楽しんできまーす!

来年は一緒にいきましょう。
Posted by 朝彦 at 2007年09月17日 06:21
 
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