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40 翼ふたたび　　石田 衣良 (著)

「40歳から始めよう。 人生後半、胸を張れ。」中年おじさんの入り口に立つ人へエールを贈る小説といえるでしょうか。かく言う読者（わたし）も40歳である。「人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。」、反論もしたいが確かに言えている。「だけど・・・・」ってのが、連作形式で書かれている。

投げやりに始めたプロデュース業で、さまざまな同世代の依頼人に出会い変身する吉松喜一、40歳。23年間引きこもりの40歳、元IT長者40歳、ガンが発覚した40歳・・・個性豊かな40歳の頑張りが感動をよびます。

著者の石田 衣良は、2003年にTBSで放映された長瀬智也主演の『池袋ウエストゲートパーク』が作家としてのデビュー作。2003年『4TEEN』で第129回直木賞受賞。

『40 翼ふたたび』、『4TEEN』ともCafe　ONE OR EIGHTにあります。
お気軽にお読み下さい。