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2007年06月05日

影踏み

影踏み  著)横山秀夫

警察小説の旗手、横山秀夫の推理サスペンス小説。
著者の作品は何度か読みますが、意外な動機や、読者には気づけなかったヒントで「こうくるかぁー!」と唸らせてくれます。
また、切ないような、やるせないような、そんな心理描写が抜群にうまい。

映画化された「半落ち」をはじめ「クライマーズ・ハイ」、「第三の時効」など人気作品も多い。

この小説で楽しいのが、隠語。
ノビ師:寝静まった民家に忍び込む盗みのプロ。
サンズイ:汚職
贓品:盗難品
天蓋引き:天窓やドマーニから侵入する窃盗手口
ナカヌキ:スリの手口で財布の中身だけ抜くこと。
ハコシ:電車専門のスリ
ヨンパチ:48時間の拘留期限切れを待ってシャバに舞い戻れる。
ニコイチ:同じ車種の事故車2台を、動く一台にまとめあげる。
レツ:連れ
などなど、犯罪系の隠語がいっぱいでリアリティーを演出しています。

影踏み



Posted by 茶花スタッフ at 16:30│Comments(0)
 
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