仕事は芸術だ！

- 進むべき道は見えているか -

ザ・ビジョン　　著）ケン・ブランチャード

◇ビジョンがあるから集中できる。ビジョンがあるから進む方向がわかる。ビジョンがあるから全力でがんばれる。
◇社長からの毎朝メッセージ：メッセージを書くことで、大切なことは何かを考えることができる。
◇すぐれた｢目的」とは、「なぜ」の部分を説明し、「高い理想」を掲げたものだ。
◇目的とは、①組織の存在意義である。②単に事業の内容を述べたものではなく、「なぜ」という問いに答えるものである。③顧客の視点に立って、その組織の「真の使命」を明らかにしたものである。④偉大な組織は深遠で崇高な「目的」、すなわち社員の意欲をかきたて、やる気を起こさせるような、「有意義な目的」を持っている。⑤表面的な言葉遣いより、そこから人々に伝わる「意味」のほうが重要である。
◇「目的」をどうやって達成し、どんな商品・サービスか、どうやって目的を維持するか。
◇目的は「なぜ」を、価値観は「いかに」を説明するもの。
◇価値観とは何か：①目的を達成する過程で、どう行動していくべきかを示す、ゆるやかなガイドラインである。②「自分は何に基準にして、どのように生きていくのか」という問いに答えるものである。③価値観の内容を具体的に明らかにしない限り、どんな行動をとれば価値観を実践できるかわからない。④つねに行動を伴うものでなければ、価値観は単なる願望にしかならない。⑤メンバー一人一人の価値観と、組織の価値観とを一致させなければならない。
◇ビジョンの基本要素：①有意義な目的。②明確な価値観。③未来のイメージ
◇未来のイメージとは何か：①最終結果のイメージ。あいまいではなく、はっきりと思い描けるイメージである。②なくしたものではなく、つくりだしたいものに焦点をおく。③最終結果に到達するまでのプロセスではなく、最終結果そのものに焦点を置く。
◇ビジョンとは、自分は何者で、何をめざし、何を基準にして進んでいくのかを理解することである。
◇説得力あるビジョンかどうかを確かめるためのチェックリスト
◇「誰のために生きるのか」、「自分は何者か」この二つの問いに答えることができ、しかもその答えに基づいて、どんな行動をとればいいかをはっきりとイメージできたとき、人生を思う存分生きることができる。
◇過去に学び、未来に備え、今を生きよ。　言い換えれば、今この瞬間から、ビジョンに生きよ
◇現実の中で実行されて、体験されてほんもののビジョンとなる。
◇ビジョンの現実化のポイント：①ビジョンを創造するプロセス。②ビジョンを伝えるプロセス。③ビジョンを実践するプロセス。
◇プロセスは、ビジョンの内容そのものと同じくらい大切である。
◇ビジョンを支える習慣や行動パターンといったシステムも重要である。
◇ビジョンにみなが共感できなければ、それは自己満足でしかない。
◇ビジョンからめをそらさず、今、この一瞬を生きよう。「わが社のビジョン」のことを、会社の成功を、人生の成功を、みなに感謝しよう。