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2007年02月23日

アメーバ経営

アメーバ経営 -ひとりひとりの社員が主役ー
著) 稲盛和夫

◇アメーバ経営とは確固たる「経営哲学」と精緻な「部門別採算管理」をベースとした経営手法である。
◇アメーバ経営は現場の社員ひとりひとりが主役となり、自主的に経営に参加する「全員参加型経営」を実現する。
◇「稲盛和夫の実学」で述べた会計原則と、「アメーバ経営」による部門別会計を実行すれば、会社経営は磐石なものになると確信している。
◇専門的な決算書では素人にわかりにくいので「時間当たり採算表」を作成する。
◇売上を最大に、経費を最小にすれば、その差である付加価値も最大になる。これを採算表で表現。
◇「アメーバ経営」の目的:1市場に直結した部門採算制度の確立 2経営者意識を持つ人材の育成 3全員参加経営の実現
◇組織を小さなユニットに分けて、市場の動きに即座に対応できるような生きた数字を用いた部門採算制度を行う。
◇ユニットの経営をアメーバリーダーに任せることによって、経営意識を持った人材を育成していく。
◇全従業員が、会社の発展のために力をあわせて経営に参加し、生きがいや達成感を持って働くことが出来る「全員参加経営」を実現する。
◇アメーバの切り分けは1明確な収入が存在し、要した費用が算出できる。2ビジネスとして完結する単位 3会社全体の目的、方針を追行できるように分割する。
◇その時々の事業に適合した組織になっているかを考え続けることが肝要。
◇アメーバ間の値決め公正・公平に
◇アメーバ間の利害の対立が会社のモラル・利益を損なわないよう、互いの信頼関係、「人間として何が正しいか」という判断基準とした経営哲学が必要。
◇信じあえる仲間の幸福のために貢献できてこそ、自分たちの部門の存在意義がある。
◇アメーバ経営は従業員自らが経営する喜びを感じられる経営であり。一人一人の労働を尊重する「人間尊重の経営」なのである。
◇お客様の心をとらえる新製品を創造するための知恵と努力を惜しまなければ、無限の付加価値を生み出せる。
◇製造:お客様を満足させるものづくりを通して付加価値を創出する。
◇営業:販売活動を通して付加価値を創造し、同時にお客様の満足を高める。
◇研究開発:市場ニーズに基づいた新製品、新技術を開発する。
◇管理:各アメーバの事業活動を支援し、会社全体の円滑な運営を促進する。
◇人材こそ事業の源である
◇適切な人材がいるから新事業に進出できる。
◇アメーバは時間当たり付加価値を指標とし、目標と実績を管理し、すぐさま問題点を見つけ改善する。
◇アメーバ経営は従来の原価の低減に追求するのでなく、自らの創意工夫による製品の付加価値を生み出すことが主眼。
◇「時間当たり」だけでなく「差引売上比率」も重要な指標。
◇「能力を未来進行形でとらえる」ことが出来る者が、困難な仕事を成功へと導くことができる。「何としても夢を実現させよう」と強く思い、真摯な努力を続けるならば、能力は必ず向上し、道はひらけるのである。
アメーバ経営



Posted by 茶花スタッフ at 13:40│Comments(1)
この記事へのトラックバック

京セラの「アメーバ経営」は有名だが、組織の活性化を考えていて、ふと思い出した。改めて調べてみると、なるほどという感じだ。備忘のつもりで、以下に残しておこう。
京セラ「アメーバ経営」に学ぶ経営手法【社会保険労務士のネット(WEB)顧問,アメーバ経営】at 2008年01月09日 17:40
この記事へのコメント

お久し振りです。

昨日、港川漁港で釣りをしながら、読んだ本が稲盛和夫先生の「生き方」

でした。

ひさしぶりにこの本を読み返してみるとやはり、本物だと確信しました。


釣りはぜんぜんだったけどね!!
Posted by nakachi at 2007年02月25日 19:56
 
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