仕事は芸術だ！

- 競争のない世界を創造する -
ブルー・オーシャン戦略　　著）W.チャン・キム＋レネ・モボルニュ　訳）有賀裕子

◇世の中を変えたい、将来を築けるような会社をつくりたい。これは容易でないかもしれないが、価値ある営みだ。
◇輝かしい未来のために、相手を負かすという試みをやめること。
◇ブルー･オーシャンとは、いまはまだ生まれていない市場、未知の市場空間。
◇ブルー･オーシャンに海図など存在しない。
◇製品や価格についての情報が世界のどこにいても瞬時に手に入るため、ニッチ市場も、天国のような独占市場も消えつつある。
◇製品やサービスのコモディティ化、価格競争、利益率の縮小が加速している。
◇バリュー・イノベーション：買い手や自社にとっての価値を大幅に高め、競争のない道の市場を開拓することによって、競争を無意味にする。
◇買い手の価値：効用と価格　売り手の価値：価格とコスト構造　両方の価値を高めるバリュー･イノベーション。
◇すなわち競争のない市場空間には、いまだに業界名がついていない。
◇戦略キャンパス：価値曲線、四つのアクション、アクションマトリックス、
◇優れた戦略の特徴：①メリハリ　②高い独自性　③訴求力のあるキャッチフレーズ
◇業界の価値曲線は、事業の現状と先行きに関する知識の宝庫
◇価値曲線が規則性のない凹凸：戦略に一貫性が欠けている。個々には意義がある戦略で、みなを忙しく働かせて事業を動かしても、全体としては他社を引き離すのに役立つわけでもなく、明確な戦略ビジョンにつながるわけでもない。
◇レストランと映画館は「外出して楽しい夕べを過ごす」という目的の中で代替関係にある。
◇業界のこれまでの常識を疑い、どの買い手グループに目を向けるべきかを問い直すと、未知のブルー・オーシャンに辿り着く可能性がある。
◇いつくもの買い手グループを見渡すと、これまで見落としてきた買い手の存在に気付く。そして価値曲線をどう描きなおせばそこに焦点を合わせられるかが見えてくる。
◇補完品や補完サービスには潜在的な価値が秘められている。
◇あなたの会社の製品やサービスは、どのような文脈で用いられるだろうか。使用中、あるいはその前後ではどういった状況だろう。代替品や代替サービスを見渡すことで新たな価値は見えないだろうか。
◇ビジュアル化を軸として戦略策定を進めること。
◇買い手の効用マップ：策定手順、効用を生み出す六つのテコ、顧客経験のサイクル。斬新でたぐいまれな効用をもたらすアイディアと、既存製品の焼き直し、価値に結びつかない技術ブレイクスルーとの違いを浮き彫りにする。
◇他社とは違った独自の価値曲線を、低コストで実現できるかどうか、がカギを握る。
◇重点領域とは、少ない投資で業績が著しく向上する可能性のある活動。非重点領域とは多大の投資を必要とするが業績押し上げ効果に乏しい。資源交換とはそれぞれの余剰資源を交換して、不足資源を補う試み。
◇公正なプロセス：従業員の関与、経緯と理由の説明、明快な期待内容。組織を新たな行動へ。