
2007年10月23日
トップが語るアグリビジネス最前線
トップが語るアグリビジネス最前線 著)金子弘道
◇職業人としての誇りを持ち、自らリスクをとれる農業経営者に生まれ変わることである。
◇「消費者に軸を移した農業と、他産業では当たり前のことを叫ばざるを得ないところに日本農業の病根がある。
◇いまや食品市場を左右するのは消費者の満足度である。
◇「農業=生産」だったが、食品加工や販売、グリーンツーリズムなどサービス業はもちろん、消費者との交流、田園景観、歴史や文化、風土など農村のあらゆる魅力を取り込み、組み合わされたものも農業の範疇に入ってきた。
◇販売は価格以外のところで決まる。安定供給や安全性などを組み合わせ、「売れる仕組み」を作っておけば、放っておいてもユーザーはついてくる。
◇お客はニーズを100%満たさなければリピーターにはならない。
◇AFAMA(生産日誌記録システム)
◇農業の第三次産業化
◇大規模化できないならサービス産業化を目指せ。
◇ながさき南部生産組合⇒直売所と学校給食と農業宅配の三つでビジネスの可能性を探る。
◇群馬県甘楽富岡農協⇒遊休農地を整備して40万円で農業が始められる仕組みを作った。
◇農業はスケールデメリットが働く。寄り合い所帯になればなるほど効率が落ちる。
◇沢田農業協同組合⇒方向性を決めること、方向が固まったら具体的な目標を決める。結果は特産品をつくろうとなった。
◇農産加工は3年か5年にひとつ、ヒット商品を出さないと経営が維持できない。
◇農産加工のヒット商品の寿命は1年半。
◇(有)はざま:2001年売上49億、経常利益6.6億、母豚4600頭、常時飼育6万3000頭、牛7000頭、野菜110ヘクタール。
◇家族経営では人間が家畜の奴隷になってしまう。
◇黄金崎農場⇒コンセプトはレジャー付きの郊外型安売り店。お客さんはかごを持って車で自由に農場を回り勝手に摘み取って来る。ここはニンジンですよ、白菜もほうれん草もありますよ。鮮度はばっちり、価格はスーパーの半額。
◇アグリビジネスとしてやっていくには、つくる努力5割、売る努力5割。

Posted by 茶花スタッフ at 17:50│Comments(0)